GAME REPORT 試合詳細

第22戦 2013年6月16日(日) 試合開始:10時40分 天気:はれ 球場:木屋元A1
試合名:オリックスバファローズカップ3回戦 vs 太陽クラブ戦

 チーム 1 4 計 
太陽クラブ 1 0 0 0 0 4 4 9 8 1
JAPAN BOYS 1 0 0 0 0 1 1 3 3 3

バッテリー:梨木、柴田、西、竹内―片岡、木村
敗戦投手:柴田3勝2敗2S
本塁打:竹内1号
安打:西、木村
盗塁:太田、西

序盤の拙攻とリリーフ陣が踏ん張れず惨敗…

□試合詳細 / 寸評
今季初めて真夏日での試合となったオリックスバファローズカップ3回戦は、緊迫した投手戦を繰り広げるも、終盤リリーフ陣踏ん張れず、あまりにもショックすぎる惨敗となった。
この試合の対戦チームは連盟西淀川支部代表のチーム。
JBは先発のマウンドにエース梨木を送る。初戦(再試合含む)は調整不良のため、本調子から程遠い投球内容だったが、この試合ではまずまずの投球を魅せる。
初回、先頭の1番打者に左中間を破られる二塁打を浴びてしまうと、2番打者の当たりを二塁遠藤が弾き、いきなり無死1、3塁のピンチを招く。すると一死から重殺崩れの間に1点先制されてしまう。
しかしJBはすぐさま反撃する。先頭の1番太田が四球を選び盗塁を決めると、2番遠藤の犠打で一死3塁の好機を作る。すると3番竹内の投手ゴロの間に三走太田が生還し、同点に追いつく。
先発の梨木は、2回以降相手打線を全く寄せ付けず、4回までを三者ずつ抑えほぼ完璧な投球を魅せる。
一方打線の方は想定していた投手とは違い、緩い球を駆使する相手先発投手の前に翻弄されてしまう。
2回裏、先頭の5番西が中堅前安打で出塁すると、一死から盗塁と捕手の悪送球で3塁へ進塁し好機を作る。しかし7番梨木は三振、8番金池も左翼飛に倒れ好機を逃してしまう。
続く3回裏も死球と犠打で一死2塁と好機を作るも、途中出場の稲田、3番竹内が敢え無く倒れJB打線は好機を潰し続けてしまう。
1-1と緊迫した展開のなか、5回表にピンチを招く。先頭の6番打者の当たりを三塁太田が弾き出塁を許すと、犠打で一死2塁とピンチを招く。ここで疲れの見える梨木に代え、柴田をリリーフのマウンドに送る。その柴田は四球で一死1、2塁から9番打者を投手ゴロ重殺に打ち取り、このピンチを凌ぐ。
しかし、続く6回表にそれまで張りつめた緊張感がキレてしまう。一死から2番打者の当たりを二塁高橋が1塁悪送球をしてしまい、2塁の走者を許してしまう。ここでこれまで当たってなかった3番打者にカウント追い込みながら右翼越えの適時三塁打を浴びてしまい、1点のリードを許してしまう。さらに4番打者には右翼への犠牲飛を許し1-3とリードを広げられてしまう。
ここで踏ん張り味方の攻撃に託したかったが、勢いづいてしまった相手打線の前に、リリーフ柴田が踏ん張れない。5番打者に死球を許すと、6番打者に右翼越えの二塁打、7番打者には四球で二死満塁のピンチを招いてしまう。この場面で途中出場の打者にまたしてもカウント追い込みながら右翼線へ運ばれる適時二塁打を浴び、この回合計4失点で1-5と終盤にはあまりにも大きなリードを許してしまう。
なんとか意地をみせたいJBは、4回からリリーフした相手速球投手の前に出塁することが出来なかったが、6回裏3番竹内が左中間を深々と破るランニング本塁打で1点を返し、3点差とする。
しかし一度勢いづいてしまった相手打線の前にその後もJB救援陣が踏ん張れない。この回からリリーフした制球力に定評のある左腕西が、先頭の1番打者に死球、2番打者にも四球を許してしまう。ここですかさず竹内をリリーフのマウンドに送るも、3番打者には左翼越えとなる適時三塁打、4番打者にも右翼前適時打などを浴びてしまい、またしてもこの回4失点で リードを広げられてしまう。
その裏JB最後の反撃は二死から木村が左翼前安打で相手外野手が後逸する間に一気に生還し1点を返し、さらに四球と9番片岡が遊撃内野安打で繋げるも、最後は柴田が三振に倒れゲームセット。JBの京セラドーム進出の夢は、無残にも淀川河川敷の木屋元で散ってしまった。
この試合あまりにも痛すぎる、悔しい敗戦となりました。序盤打線は好機を作りながら、相手投手の緩いボールに翻弄され空振りや飛球死を繰り返し、得点を奪えなかったのは敗因の一つでしょう。
しかし、それ以上に6回の大量失点は、これがチームの現状の力かなと思われる内容でした。勝負ごとに『たら、れば』を言い出したらキリがありませんが、なんとか最少失点で防いでいれば、その後の攻撃でまだ相手にプレッシャーを掛けることが出来ただけに大きな失点でした。またこの回打たれた3本の長打は、いずれもカウントを追い込んでからの長打で、バッテリーの詰めの甘さを露呈する投球内容でした。
しかし打線の方は、竹内・木村を中心に6回、7回とすぐさま反撃し後の打者に繋げることができたのは良かったです。
ここ数大会、2戦目ので敗戦が続き、この大会に懸けていただけにショックは大きいですが、次週はマルハンドリームカップを控えてます。気持ちを切り替えて、今できる精一杯のプレーが発揮できるよう頑張りましょう。